梅毒

梅毒とは
梅毒とは、スピロへータという細菌の一種が原因で発症する性行為感染症です。この病原菌は梅毒トレポネーマと言われています。症状には第1期から第4期まで存在します。また、母子感染による先天性梅毒もあり、角膜炎や難聴、特有な歯並び(ハッチンソン歯)が症状としてあります。作曲家のベートーベンも先天性梅毒だったと言われています。
感染の可能性
粘膜や皮膚などから感染しますので、性行為やオーラルセックスで感染しますし、皮膚や粘膜に傷があると性行為以外でも感染する可能性があります。また、血液感染しますので母子感染の可能性もありますが、現在では検査制度も確立されていますので母子感染はほとんど見られません。
第1期梅毒疹の硬性下疳や第2期梅毒疹の梅毒性アンギーナや扁平コンジロームにはたくさんの梅毒トレポネーマがいるため強力な感染源になります。
感染から発症まで
病原菌が体内に入ったあと、症状のない潜伏期と症状が現れる顕症期を繰り返すことが特徴です。感染後、3週間の第1潜伏期を経て3カ月までは第1期梅毒です。さらに、3カ月から3年までを第2期梅毒、3年から10年を第3期梅毒、10年を過ぎると第4期梅毒といいます。
・第1期梅毒:陰茎や陰唇にしこりができ、すぐに潰瘍化します。また、太ももの付け根の痛くないリンパ節腫脹もみられます。
・第2期梅毒:様々な症状がみられます。全身に多発する小型の淡い赤み(梅毒ばら疹)、手の平、足の裏にみられるカサカサした皮疹、のどの白い浸軟や扁桃腺の腫れ(梅毒性アンギーナ)、陰部のジュクジュクした扁平に隆起したしこり(扁平コンジローム)などがその代表です。
・第3期梅毒では、限局的な弾力のあるしこり(肉芽腫)がみられます。
・第4期では中枢神経梅毒、血管梅毒といった変性梅毒が発症します。しかし、現在では第3期以降の梅毒をみることは極めてまれです。先天性梅毒では、皮膚、骨、歯、眼、神経などに異常がみられますが、現在ではやはり極めてまれです。
梅毒の治療法
抗生物質であるペニシリンを内服することや注射することが最も効果的な治療法であると言えます。ペニシリンにアレルギーがある場合でも、その他の抗生物質により同様の効果をあげることが可能ですのでペニシリンアレルギーでも心配はいらないでしょう。2週間程度のペニシリン治療により100%治癒すると言われていますので、症状が軽いからと言って放置せず、早めに専門医の診察を受けることが望まれます。
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